大阪女性遺体:中1少女と確認 同級生少年も不明

2015年08月18日 10時54分
 
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大阪府高槻市の物流会社の駐車場で13日深夜、少女とみられる遺体が見つかった事件で、府警は18日、遺体は指紋から同府寝屋川市立中木田中学1年、平田奈津美さん(13)と確認したと発表した。また、平田さんと共に行動していたとみられる同じ中学の同級生の男子生徒(12)も連絡が取れなくなっており、府警は事件に巻き込まれた可能性もあるとみて行方を捜している。

府警によると、2人の母親が14日、「行方が分からなくなっている」と府警寝屋川署に行方不明者届を出した。

2人の母親が寝屋川署にした説明によると、平田さんは行き先を告げずに、12日午後6時ごろ外出。また、男子生徒は同日午後9時ごろ、「平田さんと遊びに行く」と言って家を出た。その後、男子生徒は母親に「平田さんの家に泊まってもいい?」と聞いてきたという。

平田さんの母親が翌13日午前1時ごろに勤務先から帰宅した際、平田さんは自宅にいなかった。携帯電話にかけたが連絡は取れず、自宅から簡易テントが持ち出されていた。

平田さんは失踪時、白いシャツにデニムの短パン姿だった。遺体で見つかった際の服装や顔などの身体的特徴もよく似ていたという。

一方、男子生徒は黒の半袖Tシャツにメッシュ地のワイシャツを羽織り、黒の短パンをはいていた。黒のショルダーバッグも身につけていた。

2人は12日午後9時過ぎ、自宅近くのコンビニ内で一緒にいる様子が、店内の防犯カメラに映っているのが確認されている。2人の目撃情報はこれが最後になっていた。男子生徒は親族との無料通信アプリ「LINE(ライン)」のやり取りで、京都方面に出掛けていることをほのめかしていたという。また、男子生徒の母親は警察に「(息子は)友人関係でトラブルがあった」と説明しているという。

府警は15日未明、2人の携帯電話が発する電波をもとに位置確認をしようとしたが、いずれも電源が切れていた。同日正午ごろ、男子生徒の行方を捜していた母親が、京阪寝屋川市駅の駐輪場で男子生徒が使っていた黄緑色の自転車が放置されているのを見つけた。

平田さんの遺体は13日午後11時35分ごろ、配送業務を終えた物流会社の男性従業員(53)が見つけた。顔全体は粘着テープで何重にも巻かれ、両手首も同一とみられるテープで縛られていた。左腕、左胸、左腹部、左脚に30カ所以上のカッターナイフなどによるものとされる傷があった。

死因は粘着テープなどで口や鼻を塞がれたことによる窒息死で、発育状況から8〜15歳くらいの少女とみられていた。平田さんは発見約4時間半前の午後7時ごろに亡くなったとされる。府警は殺人・死体遺棄事件として高槻署に捜査本部を設置している。

参照元 : 毎日新聞

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