中国・天津大規模爆発 当局、爆発原因明らかにせず会見打ち切り

2015/08/13 20:53
 
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中国・天津で、13日未明に起きた大規模な爆発で、消防当局は日本時間13日夕方に行われた会見で、これまでに44人が死亡し、けが人は500人以上にのぼっていると発表した。

現場から500メートルほど離れた地点では、爆発から18時間余りがたった今も、黒煙が上がっている。足元にはブロック塀が倒れているなど、爆風の威力がわかる。13日午後、天津市の消防当局などが会見を開いた。

これまでに44人が死亡、このうち12人が消防士だったほか、521人がけがをし、病院で治療を受けているという。
また、爆風で広範囲のマンションなどに被害が出ていて、住民3,500人ほどが避難しているという。

しかし、当局はどんな化学物質が現場となった倉庫に保管してあり、爆発したのかは明らかにせず、会見を打ち切った。一方、日本人がけがをしたとの情報は入っていないが、現地の日系企業の建物では、ガラスが割れるなどの被害が出ている。

午後6時45分現在、現場付近では、まだ4カ所で火の手が上がっている。そして、防護服を着た消防隊が、砂の混じった消火剤をまくなどして、対応にあたっている。

参照元 : FNNニュース






中国・天津大規模爆発 これまでに44人死亡520人余り負傷

2015/08/13 16:51

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中国・天津で日本時間13日未明、大規模な爆発があり、これまでに44人が死亡、520人余りが負傷する大惨事となった。

すさまじい爆音をともなう大爆発。

この映像は、日本時間の13日未明、中国・天津で起きた爆発の瞬間をとらえたもの。爆発の様子は、付近の住民らによって、多くのカメラに収められていた。爆発の衝撃は、現場から離れた場所にまで達した。

10km離れた場所でも振動を感じたという、この大爆発。現場付近の防犯カメラは、爆風により、ビルの入り口部分全体が一気に吹き飛ばされる瞬間をとらえていた。現場は、中国第4の都市、天津の沿岸部にある化学物質の倉庫。

そこに置かれていた、何らかの危険物に引火し、爆発したとみられている。これまでに44人が死亡、520人余りが負傷する大惨事となった。住民は、「わたしたちは、あのあたりにいたが、大きい音と同時に飛ばされた」、「音は大きかった。2回目の爆発音は特に。ガラスやドアは飛び散りました」などと話した。住民らの証言通り、現場から少し離れたマンションでも、窓ガラスが割れるなどの被害があった。

爆風をまともに受けたのか、マンションのガラスはほとんど割れてしまい、道路に散乱していた。爆発があった現場付近は、日系企業が多く進出している地域でもある。そのため、トヨタ自動車の販売店では、ショールームのガラスが粉々に割れていた。

爆発した物質が特定されていないため、消火作業には水ではなく、砂を使用。また、被害が広範囲にわたっているため、住民らの健康面への影響も危惧されている。

参照元 : FNNニュース






中国・天津大規模爆発 42人死亡400人余りけが 日系企業にも被害

2015/08/13 11:56

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中国・天津で日本時間の13日未明、大規模な爆発があり、これまでに42人が死亡、400人余りがけがをして、現地の日系企業にも被害が出ている。爆発から10時間余りが経過したが、まだ黒煙が上がっていて、周囲には化学物質が燃えた影響か、鼻につく異様な臭いが漂っている。

消防当局によると、天津の沿岸部にある化学物質の倉庫で、日本時間の13日午前0時半ごろ、大規模な爆発が発生した。何らかの化学物質に引火し、爆発したとみられ、中国メディアによると、これまでに42人が死亡、400人余りがけがをした。

周辺住民は「熟睡していた時、急にボンという音がして、地震でも起きたかとびっくりした」と話した。

現地に駐在している斉藤泰男さんは「日本で地震がいっぱい発生してますけど、日本でもあれだけの揺れは、なかなかないような、それぐらいの激しい揺れでした」と話した。

現場付近は、日系企業も多く進出しているが、トヨタ自動車の販売店では、窓ガラスが割れる被害が出ているほか、イオンのショッピングモールも、爆風で入り口のガラスが割れ、営業ができない状態となっている。

北京の日本大使館によると、これまでに、日本人がけがしたという情報は、入っていない。現場では、砂をかけて消火作業を行っているとの情報もある。被害はかなり広範囲にわたっていて、健康被害も心配される。

参照元 : FNNニュース





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天津爆発で死者50人、負傷700人超 6000人分の避難所用意

2015年8月14日 朝刊

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【天津=秦淳哉】中国天津市浜海新区の港湾地域で十二日深夜に起きた大規模爆発で、死者は五十人、負傷者は重体・重傷の七十一人を含め七百一人に上った。他に二十人近くと連絡が取れていない。周辺の日系企業の建物にも被害が出た。十三日夜の段階でも完全に鎮火していない。

新華社通信などによると、化学物質を保管する倉庫で火災があり、消防隊が現場に向かったところ爆発が発生。消防隊員は少なくとも十二人が死亡した。爆発は複数回あり、二キロ離れたマンションも大半の窓ガラスが爆風で割れた。自宅に住めなくなった住民のため、地元政府は六千人分の避難場所を用意している。

爆発した倉庫は中国の物流会社が所有。可燃性の危険物を大量に保管していたとみられ、爆発面積は五千平方メートルに達するという。

浜海新区の張勇区長は十三日夕に記者会見を開き、爆発による大気汚染の問題はないと説明したが、事故の原因は「詳しく分からない」と述べるにとどめた。

浜海新区に進出する日本企業は、天津日本人会への届け出ベースで約五十社。爆発地点から二キロ離れたトヨタ自動車の合弁会社で一部建物の窓ガラスの大半が割れたほか、パナソニックや大塚製薬の工場が被害を受けた。日本人の被害情報はない。

参照元 : 東京新聞