「イスラム国」油田を襲撃、作業員9人誘拐 リビア
2015/03/10 12:00
北アフリカのリビアで過激派組織「イスラム国」が油田を襲撃し、作業員9人を誘拐したことが分かりました。
オーストリア外務省などによりますと、リビアの首都トリポリから700km南東にあるガニ油田が6日、イスラム国の戦闘員らに襲撃されました。警備員8人が殺害され、現地で働いていたオーストリア人やチェコ人、フィリピン人ら9人の外国人作業員が誘拐されたということです。
ガニ油田は攻撃の対象となる恐れがあることから、先月から操業を停止していました。イスラム国はリビアでの活動を活発化していて、先月には、リビアで拘束したエジプト人のコプト教徒21人を殺害する映像を公開しています。
参照元 : テレ朝ニュース
リビアの油田襲撃、フィリピン人ら9人を拉致 ISISか
2015年3月10日(火)18時18分配信
(CNN) リビア中部のガニ油田が武装グループに放火され、現場で作業していた外国人9人が拉致された。リビア政府は、イスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」による犯行との見方を示している。
フィリピン外務省によると、拉致されたのはリビアの首都トリポリに本社を置くオーストリアの石油会社VAOSの作業員で、国籍はフィリピンが4人、オーストリア、チェコ、ガーナが各1人。さらにバングラデシュ政府から、同国の1人が人質になったとの発表があった。残る1人の国籍は判明していない。
同省は9日、トリポリのフィリピン大使館が人質の発見と解放に向け、VAOS社やリビア当局との連携を強化したと発表した。
オーストリア外務省の報道官は同日、「信用できる筋」からの情報として、作業員らがISISの「テロリスト」に拘束されていることを確認したと述べた。
リビアでは最近、ISISとつながりを持つイスラム過激派などが勢力を拡大し、治安状況が悪化している。国営の石油公社は2週間以上前から、VAOSにこの地域からの退去を勧告していたという。
フィリピン外務省によれば、ガニ油田ではほかに52人のフィリピン人がVAOSに雇われていたが、かれらはすでにトリポリへ避難した。2月にはリビア国内の別の油田でフィリピン人作業員3人が行方不明となり、今も見つかっていないという。同省の報道官は、フィリピン当局としてISISの犯行と確信するには至っていないと述べた。
参照元 : CNN.co.jp
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