崩壊始まるISIL「カネなし、戦意なし、人手なし」

2015年2月27日(金)10:21
 
isis-raqqa

湯川遥菜・後藤健二両氏の殺害で、一躍日本人の関心の的となったIS(ISIL)。今後も自ら語るような残虐な活動を拡大していくのだろうか。

世界中のイスラム過激派組織が、ISILに対してバイア(服従を宣誓すること)を行っており、その中には日本に近い、インドネシアのムジャヒディン・インドネシア・ティムール(MIT)、フィリピンのアブ・サッヤーフ組織などがある。

もっともバイアの目的は、自分たちの組織をより大きく見せようという魂胆であり、必ずしもISILの言いなりに動くわけではあるまい。

イスラム過激派組織の間には、従来も横の連携が生まれたことが何度もあるが、資金援助と力の誇示が必要であり、それなしの盲従はありえない。今、東南アジアのイスラム原理主義組織がISILに対して、バイアをしたからといっても、ISILから資金援助が届くまでは、これらの組織の動きは表面化するまい。

そのISILの資金獲得には、これまで2つの段階があった。まず第1段階は、湾岸諸国などからの資金援助と個人的な援助。第2段階は、占拠したシリア北部・イラク北部の油田で採れる石油の密売だ。一時期は1日の売り上げが約1億円といわれていたが、最近では石油価格が大幅に落ち込んだため、1日3000万〜5000万円も入ればいいところであろうか。

これでは、3万人前後といわれる戦闘員に支払う給与でさえ不足しそうだ。実際に給与の未払いなどが原因で、ISILから離脱しようとする戦闘員が出てきているが、彼らは逮捕され投獄されるか、処刑されている。

ISILとしては、バイアを取り付けたものの、これでは支持組織に実利的なメリットを与えることができないため、極めて緩い関係を構築することしかできまい。

そうした中、2月10日を過ぎた頃より、イランと米国からISILの終焉が近付いているとの見通しが聞こえ始めている。

その発信元は、1人がオバマ米大統領。ISILの最近の戦い方は防衛が主で、米国を中心とする有志連合側の空爆により負けが込んでいるという。もう1人はイラン革命防衛隊のコドス軍司令官カーセム・ソレイマニ将軍だ。同将軍によれば、ISILがイラクとシリアでの戦闘で敗北を重ねており、相当数の戦闘員が犠牲になり、長くは持たないという。

彼ら2人がそう判断したのは、ISIL側が交戦で後退するケースが増え、かつ実際に敗北していくつもの拠点を放棄しているからだろう。その敗北の典型例は、シリアの北部にあるコバネ市の攻防戦だ。ここでISIL側はクルド人民兵と、クルド自治区から送られたペシュメルガ軍に敗れている。

ISILのイラクにおける戦いの目的は、イラン政府と非常に深い関係にあったマリキー・イラク前首相追い落としだった。マリキー氏の存在はイラクのスンニー派にとって最大の不満であり、欧米にとっても不愉快だった。

さらにシリアでの目的は、南北に国家を分断することにあったと思われる。クルドがその北部を支配し、パイプラインが通り、ペルシャ湾の海底にある膨大な量のガスが開発され、地中海から欧米の消費地に届けられる――その目的は見事に達成された。

今後、彼らは戦場をトルコとリビアに移すと思われる。まず、トルコは当初の良好関係と異なり、ISILへの締め付けを厳しくしていることに加え、コバネの報復をすると考えるトルコ在住のクルド人が多いからだ。

リビアにはISILにバイアをしたファジュル・ル・リビアというイスラム原理主義戦闘集団が東部地域に陣取っているし、西部のトリポリにはアンサール・ル・シャリーアト・ル・イスラームというムスリム同胞団系の、イスラム原理主義戦闘集団が存在する。そのどちらもISILに対しては極めて好意的なのだ。

しかも、リビアには石油がある。それを支配できれば、窮地にあるISILは再度世界に向けて、戦闘範囲を拡大していけるということであろう。

(笹川平和財団特別研究員 佐々木良昭 写真=AP/AFLO)

参照元 : プレジデントオンライン


これはISISを裏で操っている、ロスチャイルドやロックフェラー、米CIA、イスラエル、モサドたちの資金源が途絶えて来ていると見ていいのか?オバマは何を惚けたこと言ってるのか?(笑)

それとも情報コントロールの方針を変えたのか?ISISに金があると報道してたら、ISISに入るやつが殺到したので、今度はISISが資金難ということにして、メンバー志願する者を抑制する作戦に切り替えたのか?

本当のことは我々には分からないからね。そもそも回りは敵だらけのISISが仮に資金があっても脅威なわけないのに、色々とおかしい。何か裏があるのは明白だ。

米軍なんて、臆病者の集まりだよ(笑) 同じなんだよ、ISISも、元米英イスラエル軍特殊部隊のキチ害なんだから。ISISが強いのは丸腰の一般市民や女性や子供にだけ。無抵抗の弱い人間を好き放題残虐行為をして強いフリをする劇団員。

アメリカとイスラエルと日本政府・自民党との茶番劇で、国民の税金を強奪し、公務員(共済年金)以外の国民の年金を注ぎ込むだけでは飽き足らないのが安倍晋三だ!

『ユダヤ命!』の臆病者、アベ。

◆“The Terrorists R Us.” The Islamic State “Big Lie”  By Prof Michel Chossudovsky 25 September 2014

『“テロリストは我々でR”、イスラム国の“大噓”‐ミシェル・チョスドフスキー教授』

国際連合安全保障理事会の後援の下、オバマ大統領を議長として開催した会議において、アメリカは国際社会に向けて、イスラム国の戦闘員を募ることを抑止するために、国家及び国際レベルで強硬な措置を採るよう支持を呼びかけた。

訳者補足:2014年 9月24日ロイター

国連安保理、各国に戦闘員の海外渡航阻止を義務付け

メディア報道が言及していないのは、アメリカの対イスラム国戦略を支持している国家や政府首脳は各国の諜報機関の忠告により、アメリカの諜報機関こそが、イスラム国の暗黙の立案者であり、アメリカの援助により『ジハード主義』テロリストの広大な Networkの一部であるということを、十分に認識しているということである。

各国は、アメリカ主導の決議を支持するように強要されているか、あるいはアメリカのテロ計画に加担しているかのいずれかだ。 我々は忘れてはならない。サウジアラビアやカタールがアメリカの代理人として、ISISテロリストに資金援助し、訓練を施してきたのだ。

イスラエルは、ゴラン高原でISIL(イスラム国)を匿っており、NATOは 2011年3月以来、トルコの最高司令部と連携し、シリアに送り込むジハード戦士の調整の指揮してきた。さらには、シリアとイラク双方のISIL旅団は、西側(欧米)の特殊部隊と軍事アドバイザーによって統合されたものである。


イスラム国(ISIS)の兵士でさえ恐怖する最強部隊「クルド人女性部隊YPJ」

イスラム国は人質を次々と処刑し、女性は容赦なく奴隷にしている。そんなイスラム国がなぜ恐れるのか。イスラム国の兵士の半数は金で雇われた傭兵なのに対し、YPJの多くはイスラム国に家-族を殺され、土地を奪われたクルド人難民だ。

YPJが設立されて2年、すでに300人以上の女性兵士が死亡しているが、彼女たちは-「イスラム国なんて全く怖くない。」と語っている。 失うものが何もない人たちが集結した部隊YPJ。これほど強い存在はない。




イスラム教スンニ派(Sunni)過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」とクルド人部隊との攻防が続くシリア北部のアインアルアラブ(A-in al-Arab、クルド名:コバニ、Kobane)で23日、イスラム国の戦闘員を狙-った空爆が行われた。映像は、コバニと国境を接するトルコ側から撮影されたもの。(c-)AFP

2014年10月24日

TURKEY, TURKEY-SYRIA BORDER : An air strike targeted militants of Islamic State group on Thursday who were standing near their flag on Tilsehir hill in the embattled border town of Kobane. Fierce clashes were reported in several parts of Kobane on Thursday, with heavy gun and mortar fire.