首相「辺野古移設 変わらない」

2014年12月16日 朝刊

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安倍首相(自民党総裁)は、十五日の記者会見で、沖縄県の四つの全小選挙区で自民候補が全員敗れたことについて、「大変残念だ。真摯(しんし)に受け止める」としながらも、米軍普天間(ふてんま)飛行場(宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古(へのこ)への移転が「唯一の解決策であり、その考えに変化はない」と強調した。

また、首相は与党が定数の三分の二を維持した選挙結果について「『アベノミクスをさらに前進させよ』との声を国民から頂いた」と指摘。農業、医療、エネルギーの分野を挙げ「大胆な規制改革を断行し、成長戦略を力強く前に進める。景気回復の温かい風を全国津々浦々に届ける」と述べた。

十六日の政労使会議で経済界に来春の賃上げを要請するほか、経済対策と与党税制改正大綱を年内にまとめる方針も示した。

一方、谷垣禎一幹事長ら自民党三役などの主要な役員は全員続投させる考えを表明。閣僚人事についても「予算編成や経済対策の取りまとめを考えたとき、あまり時間的余裕はない。速やかに決定したい」と、全閣僚の再任を示唆した。

参照元 : 東京新聞