イカのダイエット効果が凄い! 脂肪を排出する「タウリン」豊富、効果倍増の食べ方は

2014年10月11日 00時00分

1010-a

年中流通するイカですが、日本人がもっともよく食べるスルメイカは、秋にもっとも美味しくなる旬を迎えます。栄養成分で注目すべきはタウリン。タウリンを多く含む代表的な食材は、イカのほか、タコ、サザエ、カキ、あさりといった魚介類や、マグロなどの血合い部分などが挙げられますが、スルメイカは大きめのイカ1杯(食べるところは300g)で264kcalと低カロリー。またタンパク質54.3g、脂質3.6gと、低脂肪・高タンパク質で、ダイエット向きの食材です。

■タウリンのはたらき
タウリンは、コレステロールの代謝を促し、血液をさらさらにしてくれる効果があるといわれています。また心臓や肝臓の機能を高める、視力の回復、インスリン分泌促進、高血圧の予防など、さまざまな効果があると言われています。人の体内でもタウリンは生成されていますが、絶対量が少ないため、食品から摂取することが必要です。

■タウリンがダイエットに効果的といわれる理由
ダイエットのカギは、実は肝臓。肝臓は栄養素を分解して必要なときに使えるように蓄える役割を担っていますが、糖分や脂質を摂りすぎてしまうと、肝臓に「脂肪」として蓄えられ、この状態が「脂肪肝」。タウリンを含む食品を摂取すると胆汁・胆汁酸の分泌が増え、肝臓内の中性脂肪を取り除き、さらに肝臓から脂肪を排出されることが期待できるというわけです。

■効果的な摂取方法は「カレー味」
ちなみに、浜松医科大学名誉教授で医学博士の高田明和氏によると、「タウリンを肝臓まで運ぶ味付けは、カレー味がよい」とのこと。カレーの香辛料であるターメリックに含まれる「クルクミン」も胆汁の分泌を促し、肝機能を強化する働きがあるため、効果倍増ということですね。

なお、イカはコレステロール値が高いといわれることがありますが、コレステロール値を下げる成分も含まれているため、あまり気にしなくて良いようです。ダイエットには「イカカレー」、いかがですか?

参照元 :
セルフドクターニュース

093


今さら聞けない料理の基本「スルメイカのさばき方」