広島の大規模土砂災害 死者39人不明7人に

2014年8月21日 0時14分

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局地的な豪雨で広島市内の各地で住宅が土砂に巻き込まれる被害が相次ぎ、警察によりますと、新たに3人の死亡が確認され、これまでに死亡が確認されたのは39人となりました。このほか、7人の行方が分からなくなっていて、警察や消防が捜索を進めています。

このうち、広島市安佐南区の八木地区では、住宅の裏山が広い範囲にわたって崩れ、複数の住宅が土砂に巻き込まれる被害が出ました。警察によりますと、八木地区では、左官の鳥越勇司さん(46)と、星野藤夫さん(79)、真鍋美千子さん(68)が死亡するなど、これまでに25人の死亡が確認されたほか、5人が行方不明になっているということです。

また、安佐南区の緑井地区では、岡村健二さん(89)と澤本範子さん(77)、それに、広島市都市交通部長の竹内重喜さん(54)が死亡するなど、合わせて8人が死亡、1人が行方不明となっています。

消防によりますと、緑井地区では、住民から「10棟前後あった建物がなくなっている」という通報が入っているということで、消防が現場で確認をしようとしていますが、近づくことができない場所もあるということです。

安佐南区の山本地区では、住宅の裏山が崩れて子ども2人の行方が分からなくなり、消防が捜索した結果、平野都翔ちゃん(2)と、兄の平野遥大くん(11)の兄弟の死亡が確認されました。

さらに、安佐北区の可部東地区では、安佐北消防署の消防司令補、政岡則義さん(53)が、被害に遭った住宅での救助活動中に死亡し、政岡さんが救助しようとした畑中和希ちゃん(3)も死亡するなど、合わせて3人の死亡が確認されました。

安佐北区の可部町桐原では1人が死亡、安佐北区の三入南でも1人が行方不明となっています。 これまでに確認された広島市内での死者は39人、行方不明者は7人となっています。

参照元 :
NHKニュース


広島で大規模土砂災害、死者36人行方不明7人

2014年8月20日19:53
 
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広島市を襲った豪雨による土砂災害で、これまでに36人が死亡、7人が行方不明となっています。

土砂崩れで5人が死亡した広島市安佐南区八木地区です。数百メートル先が土砂崩れの現場となりますが、夜になって現在の様子を確認する事はできません。

19日深夜から20日未明にかけての猛烈な雨で、広島市安佐北区と安佐南区の広い範囲で土砂崩れが発生。住宅の裏山が崩れ、11歳と2歳の兄弟が生き埋めとなったほか、救助活動中の消防隊員が土砂崩れに巻き込まれるなど、36人が死亡、7人が行方不明となっています。

被災地では、停電や断水なども続いていて、小学校などに設けられた避難所で、多くの人が不安な夜を迎えています。警察や消防などは、夜通しで行方不明者の捜索を続ける方針です。

参照元 :
TBSニュース


広島で大規模土砂災害、27人死亡10人不明

2014年8月20日15:52

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19日夜から20日未明にかけて広島市内で局地的な豪雨が降り、土砂崩れが相次ぎ、多くの住宅がのみ込まれました。被害が相次いでいるのは、広島市の安佐南区と安佐北区。警察によりますと、これまでに27人の死亡が確認され、10人の行方がわからなくなっています。

安佐南区の山本では、午前3時すぎに住宅の裏山が崩れ、11歳と2歳の男の子が生き埋めになり、救出されましたが、いずれも病院で死亡が確認されました。

「壁が抜けてるわ」(近所の人)

2人の男の子が亡くなった住宅の周辺に住む男性です。崩れた土砂が壁を突き破り、風呂場にまで土砂が流れ込んでいます。男性は、異常な音が聞こえ、裏山が崩れ始めていたことから避難しようと車に乗り込みました。すると、すぐ近くまで土砂が迫ってきたといいます。

「地震みたいに家が揺れたんです。裏山を見たら崩れていたので、すぐに逃げようと。僕らは車に乗ってすぐ逃げたんですけど、そのときちょうどバーッときて・・・」(近所の人)

亡くなった2人の男の子とは、子ども同士が親しく、夏休みだったため、よく遊んでいたといいます。

「こんなことになるとは思ってなかったし、自分の判断で逃げてねって言ったんです。ではなくてもっとはっきり、ちゃんと逃げてねって・・・すごい悔しいですね」(近所の人)

安佐南区の八木では住宅の裏山が広い範囲にわたって崩れ、複数の住宅が土砂に巻き込まれる被害が出ています。安佐南区の八木では、あわせて5人の死亡が確認されているほか、緑井では77歳の女性が遺体で発見されるなど、安佐南区では、あわせて16人の死亡が確認されています。

一方、隣の安佐北区では、可部東で住民の救助にあたっていた消防隊員が死亡するなど、あわせて3人の死亡が確認されています。

なぜ、ここまで被害が拡大したのでしょうか。広島市は19日の夜から激しい雷雨に見舞われ、安佐北区では午前4時半までの3時間に平年の8月1か月分を超える217.5ミリの雨が降り、この地点の観測史上最大を記録しました。短時間で大量の雨が直撃したことで土砂崩れが一斉に起き、被害が拡大した可能性が高まっています。広島市では午前1時15分に土砂災害警戒情報が出ていたほか、午前3時49分に記録的短時間大雨情報が発表されました。

こうした事態を受け、広島県は陸上自衛隊に災害派遣を要請。防衛省は隊員600人あまりを現地に派遣し、救助活動などにあたることにしています。

参照元 :
TBSニュース




広島で大規模土砂災害 これまでに27人死亡、10人行方不明

2014/08/20 14:58

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20日未明の豪雨で、広島市では、各地で大規模な土砂災害が発生した。死者は、さらに9人増え、これまでに27人が死亡、10人が行方不明となっている。広島市では、各地で土砂崩れが発生していて、土砂が流れ込んだ住宅では、消防隊員が中に取り残された住民の救出活動を行っている。

広島市安佐南区では、住宅の裏山が崩れて、この家に住んでいる11歳と2歳の男の子が巻き込まれて死亡した。 また、安佐北区では、救助活動にあたっていた消防隊員・政岡則義さんが生き埋めになり、死亡した。

住民は、「ドドドドというような音がして、もしかしたらその音が、家とかがつぶされたような音だったのかもしれない。すごい地鳴りみたいな音が」、「まず、ドーンという音がしたんです。そしたら前の家が崩れて、あらっと思って」などと話した。

警察や消防によると、死者はさらに9人増え、これまでに27人の死亡が確認されている。また、10人が行方不明となっていて、警察や消防が捜索活動にあたっている。

安佐北区と安佐南区では、各地に避難所が開設されていて、住民が次々と避難してきている。 中国地方では、引き続き雨が降りやすい状態が続くため、大雨や土砂災害への警戒が必要となる。

参照元 :
FNNニュース