姫路沖でタンカー爆発、1人不明1人重体3人重傷

2014年5月29日18:03

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29日午前、兵庫県姫路市沖の播磨灘でタンカーが爆発し、船長が行方不明、乗組員1人が重体、3人が重傷です。

大きく傾いた船からもくもくと上がる黒煙。甲板は激しく焼けただれています。午前9時20分ごろ、兵庫県姫路市の飾磨港沖およそ5キロの海上でタンカーが爆発・炎上しました。

「爆発の音が2回。地響きしたな」(目撃者)

タンカーは広島県の聖朋海運所有の「聖幸丸」で、兵庫県の相生港で重油を降ろした後、待機していたということです。この事故で「聖幸丸」の乗組員8人のうち、船長の安藤政一さん(64)が行方不明になっているほか、乗組員がやけどをして1人が重体、3人が重傷です。

なぜ、事故は起きたのでしょうか。聖朋海運によりますと、当時、タンカーの甲板では、船長を含めて5人が機械を使ってさびを落とす作業をしていました。その作業の際に出た火花がガスに引火して爆発した可能性があるということです。ガスは、タンク内に固まって残っていた重油が気温の上昇で気化して発生したとみられるということです。

「原油を積んでガスフリー(ガス抜き)を行っていたんだけど、十分ではなかった」(聖朋海運 小村朋孝社長)

参照元 :
TBSニュース