バリ日本人ダイバー不明 生存確認5人の身元判明

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インドネシアのバリ島沖でスキューバダイビングをしていた日本人女性7人が行方不明になっている事故で、救出されて病院に搬送されている5人の方の身元が分かりました。インストラクターの古川さおりさん(37)、そしてダイビング客の森園彩さん(27)、山本栄美さん(33)、冨田奈穂美さん(28)、吉留温美さん(29)の5人の方です。まだ安否が分かっていないのは高橋祥子さん(35)、宮田律子さん(59)です。このの2人についての捜索は続けられているということです。

参照元 : テレ朝ニュース


バリ邦人7人不明、5人の生存確認 周辺海域で発見

2014年2月17日23時37分

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インドネシアの国家捜索救助庁は17日、バリ島沖でスキューバダイビング中に行方不明になっていた日本人女性7人のうち、5人が見つかり、生存を確認したと発表した。不明から4日目、最後に潜ってから約75時間が経ってからの救出劇となった。

同庁によると、バリ島のダイビングショップ「イエロースクーバ」に所属するインストラクターの古川さおりさん(37)は17日午後4時前(日本時間同午後5時前)、消息を絶ったレンボンガン島北側の海域から南東に約30キロ離れたペニダ島の岩場で地元ダイバーに発見された。そこから約800メートル北西の岸壁で、日本から訪れた冨田奈穂美さん(28)、森園彩さん(27)、山本栄美さん(33)、吉留温美(あつみ)さん(29)の4人が崖にしがみついた状態で見つかった。

残る観光客の宮田律子さん(59)、イエロースクーバのインストラクター高橋祥子さん(35)の2人は見つかっていない。同庁や水上警察などは18日早朝から捜索を再開する。

朝日新聞記者は17日午後5時すぎ、レンボンガン島の病院で古川さんの生存を確認。記者の問いかけに、古川さんは「私は元気です」「他の4人とは16日に離れた」などとしっかりとした口調で話した。

救助された5人はバリ島に搬送され、島内の病院に収容された。病院関係者によると、一部に衰弱や脱水症状などもみられるが意識はあり、容体は安定しているという。

7人は14日朝、バリ島のサヌールからボートで沖合に出て午前中に2カ所でダイビング。同日午後1時にレンボンガン島北側で潜水を始めたが、天候が悪化して海水が濁り、船長が7人を見失った。(デンパサル=都留悦史、レンボンガン島=三浦英之)

参照元 : 朝日新聞

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バリ7人不明、生存の古川さん「全員生きているのでは」

2014年2月17日22時50分
 
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インドネシア・バリ島南東沖のレンボンガン島付近で17日、スキューバダイビング中に行方不明になっていた日本人女性7人のうち5人の生存が確認された。事故発生から4日目の生還。ダイバーたちに何があったのか。地元では残る不明者の捜索が続けられる。

「私は元気です。(私以外の)4人は生きていると聞いた」

行方不明だったバリ島のダイビングショップ「イエロースクーバ」に所属するインストラクター、古川さおりさん(37)は救出後、レンボンガン島で朝日新聞記者にしっかりとした口調で話した。ウエットスーツ姿で自力で歩くこともできたが、ヘリコプターで搬送された。

古川さんによると、他のダイバー4人とも一緒だったが、16日に古川さんが近くを通りがかった船を呼びに行くために離れたという。古川さんは「(7人のうち)残る2人も生きているのではないか」と話した。

バリ島の警察当局によると、レンボンガン島付近のペニダ島にダイバー4人がおり、食料を渡した後、バリ島サヌール地区の港に船で搬送するという。

同地区の港では、警察関係者が救助現場と頻繁に無線で連絡をとっていた。浜辺には4台の救急車が待機し、発見の知らせを聞いた地元の人や日本人ダイバーら数百人が船の到着を待っていた。

14日の事故発生後、バリ島在住の日本人ダイバーらも参加して懸命の捜索活動が続けられた。17日は早朝から現場付近の浜辺に日本人とインドネシア人のダイバー約30人が集まり、小型船8隻とヘリコプター1機をチャーターして捜索を行った。費用はダイバーたちの持ち寄りと、在住日本人らからの寄付で賄っている。

ダイビングショップ経営の松井弘美さん(46)は中心役の一人で、捜索資金の工面に奔走している。「水上警察など公的機関の捜索だけでは十分ではない。時間が経っているが、必ず全員を見つけられると思っている」と話した。

ダイビングショップを経営する中山大介さん(33)は、古川さんと行方不明の高橋祥子さん(35)と5年以上の付き合い。海で顔を合わせてあいさつをしているうちに気心が知れ、一緒に食事をする仲になったという。「なんとか見つけてあげたい。本当にそれだけです」と心配そうに語った。(レンボンガン島=三浦英之、サヌール〈バリ島南部〉=平井良和、中野寛)

■ダイバー7人不明の主な経過(現地時間)

13日 日本からの観光客5人がバリ島・クタ地区のホテルに宿泊。

14日午前9時ごろ 5人がインストラクターの2人と合流し、サヌールの港から船で出発。午前中に2回、ダイビングをする。

午後1時ごろ レンボンガン島付近で3回目のダイビングを開始。同じ頃、現場は天候が悪化し大雨が降り始める。

午後4時ごろ 予定時刻になっても戻らず、船長がダイビングショップを通じて地元水上警察などに連絡。日没のため、捜索打ち切り。

15日午前6時 水上警察や空軍が船やヘリコプターで捜索活動を再開。

午前 現地の日本総領事館から盛岡市内に住むインストラクター・高橋祥子さんの母親の元へ行方不明の連絡が入る。

午後5時 捜索をいったん打ち切る。

16日午前6時 範囲を広げて捜索再開。午後まで続けるも見つからず。

17日午後4時 地元ダイバーが5人を発見、生存を確認。インストラクターの古川さおりさんはその後、「私は元気です」と記者に語る。

午後8時すぎ ヘリで搬送された古川さん以外の4人がボートで港に到着。バリ島内の病院へ運ばれる。

参照元 : 朝日新聞

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