「監禁された」と女性ウソうのみ、男性誤認逮捕

2014年1月10日10時54分
 
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大阪府警鶴見署は9日、アルバイト女性に対する監禁、窃盗の両容疑で同日、20歳代の男性を誤認逮捕し、約4時間後に釈放した、と発表した。

「監禁された」とする女性の申告をうのみにし、逮捕後に女性の話がウソとわかったという。

同署によると、女性は昨年9月27日、「ネットで知り合った人に8月、車の中などに4日間監禁され、約1万5000円を盗まれた」との被害届を提出。男性は住所不定で、指名手配して行方を捜していたところ、今月9日午前、神戸市内で男性を発見し、逮捕した。

しかし、男性は監禁を否定。女性から改めて事情を聞いたところ、女性は「一緒に遊んでいただけだった」と明かしたという。

女性はウソをついた理由について「消費者金融に借金があり、事件に巻き込まれて金を奪われたと言って返済を免れようと思った」と説明。同署は、女性について軽犯罪法違反(虚偽申告)容疑での刑事責任追及も検討する。男性には今後、謝罪するとし、喜田真司・副署長は「再発防止に努める」としている。

府警では昨年、6件の誤認逮捕が相次いで発覚した。