脱法ハーブ、強い毒性 マウス実験で細胞数減らす

2014年1月6日

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「脱法ハーブ」と呼ばれ、流通している脱法ドラッグの主要成分には強い毒性があることを、国立精神・神経医療研究センターの研究チームが明らかにした。マウスの実験で確認した。同様の毒性は人にもあると考えられ、呼吸困難やけいれん、意識障害を引き起こすリスクがある。長期の使用で薬物依存になる危険性もあるという。米専門誌電子版で発表された。

研究チームは、脱法ハーブで確認された合成カンナビノイド系の化合物のうち、8種類の成分をマウスの脳神経細胞に与えた。すると、細胞数が減ったり、神経線維が切れたりするなど、細胞に対する強い毒性が確認された。

さらに、一部の脱法ハーブには、覚醒剤と似た作用を示し、麻薬や指定薬物として規制されている「カチノン系薬物」が混ざっていることが確認された。この薬物は、脳内のドーパミン神経を制御することで中枢神経を興奮させたり、陶酔感を出したりすると考えられ、薬物依存になる危険性がきわめて高い。

厚生労働省は合成カンナビノイド系やカチノン系の薬物を規制対象としている。同センター依存性薬物研究室の舩田(ふなだ)正彦室長は「脱法ハーブに覚醒剤などと同様の神経細胞への強い毒性があることが確認された。未知の有害作用の危険についての認識も必要だ」と話している。(今直也) 

参照元 : apital


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