秘密保護法案、5日夜の本会議で可決・成立狙う

2013年12月05日16:54
 
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特定秘密保護法案を審議している参議院の特別委員会は5日午後4時すぎ、与党側が採決に踏み切り、混乱の中、自民・公明の与党の賛成多数で可決しました。与党側は5日夜、参議院本会議を開き、法案を可決・成立させる構えですが、野党は参議院議長の不信任決議案、そして、各委員会の委員長らの解任決議案を合わせて5本も提出して、対抗する構えです。

自民党幹部は、5日中の本会議採決の方針は変わらないとしていますが、参議院では徹夜の審議が行われることになり、特定秘密保護法案の本会議採決は6日未明から朝になる見通しです。

早朝7時、、自民・公明の与党と日本維新の会とみんなの党の秘密保護法案の担当者が国会に集まりました。4日の特別委員会で安倍総理が特定秘密の妥当性をチェックする第三者機関について具体的な言及をしたのを受け、維新の会が第三者機関の機能と独立性などを明確に示すべきだとして協議を呼びかけたのです。

この結果、法案成立後、施行までに、4日に安倍総理が言及した保全監視委員会とは別の機関を内閣府に置くことなどで、4党が実務者レベルで合意しました。

「この修正をもちまして対応できたものだと思っています」(自民党・中谷 元 副幹事長)

しかし、維新の会は賛成するかどうかは午後の特別委員会での政府側の答弁を聞いた上で最終的に判断したいという考えを示しました。

「きょう採決して緊急上程みたいなものになった場合には、とてもじゃないけど、私どもは先へ進めなくなる」(日本維新の会 国会議員団・藤井孝男 総務会長)

「何も明日、明後日採決する必要ないと思いますけどね。こんな状況で法案成立するって、ちょっとやりすぎだと思いますよ」(日本維新の会・橋下 徹 共同代表)

こうした状況に民主党は・・・

「賛同している会派(維新・みんな)が納得していないような委員会の進め方、審議の在り方は全くもって民意を無視したやり方であり」(民主党・松原 仁 国対委員長)

一方、国会の外では市民団体などが集まり、抗議の声を上げました。

4日に安倍総理と対決した海江田代表は、お年寄りの銀座、巣鴨の街頭に立ちました。

「時間をかけて議論する、民主主義とはそういうものです。時間をかけて議論することがなくなったら、それは民主主義の危機です」(民主党・海江田万里 代表)

反発を強める野党、午後1時から始まった特別委員会は冒頭から与野党が衝突しました。

5日中の採決を強行しようとする自民党の中川委員長の議事運営に対して、野党側が強く抗議。

「質問席に誰もいないのに『質問してください』、いったい何ですか。理事会協議事項、今も『後刻理事会で報告します』と言っていた。採決するわけないですよね。お答えください」(民主党・白 眞勲 参院議員)

「質問を続けてください。白眞勲君」(自民党・中川雅治 特別委委員長)

「あなたなんで答えないんですか、答えてくださいよ」(民主党・白 眞勲 参院議員)

そして午後4時7分。与党側は質疑を打ち切り、採決に踏み切りました。

「参院の審議は最初から最後まで委員会の審議が全て強行採決でセットされました。こんなこと今までの国会ではあり得ません」(民主党・福山哲郎 参院議員)

「強行採決なんて暴挙です。憲政史上の汚点で、こんなことをやったら民主主義が壊れます」(社民党・福島みずほ 前党首)

「一方的に質問の途中だったんで、誰が見ても一方的だというふうに思いますけれども、国会の日程も明日しかなくなってしまいまして、やむを得ない判断だと思っております」(自民党・中谷 元 副幹事長)

「国家そのもののこの安全をしっかりと、これから発展させるうえで、極めて大事な法案であると思っております」(菅 義偉 官房長官)

参照元 : TBSニュース

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秘密保護法案、5日の本会議採決は見送り

2013年12月05日23:00

特定秘密保護法案は5日夜、参議院本会議での採決が見送られ、与党は、6日にも本会議で採決、成立させる構えです。

参議院本会議は民主党が提出した参議院厚生労働委員長の解任決議案などを処理し、5日午後11時前に審議を終了しました。秘密保護法案について5日夜の本会議での採決は見送られ、与党側は6日午後にも開かれる参議院本会議で採決し成立させる構えです。

民主党は、さらに参議院・特別委員会の中川特別委員長の問責決議案を提出した他、他にも対抗手段を準備していて、与党側は、念のため、土曜・日曜も含めて数日間の会期を延長する準備を始めました。

参議院の委員会での採決を中心に、5日の動きをまとめました。

早朝7時、自民・公明の与党と日本維新の会とみんなの党の秘密保護法案の担当者が国会に集まりました。4日の特別委員会で安倍総理が特定秘密の妥当性をチェックする第三者機関について具体的な言及をしたのを受け、維新の会が第三者機関の機能と独立性などを明確に示すべきだとして協議を呼びかけたのです。

この結果、法案成立後、施行までに、4日に安倍総理が言及した保全監視委員会とは別の機関を内閣府に置くことなどで、4党が実務者レベルで合意しました。

「この修正をもちまして対応できたものだと思っています」(自民党・中谷 元 副幹事長)

しかし、維新の会は賛成するかどうかは午後の特別委員会での政府側の答弁を聞いた上で最終的に判断したいという考えを示しました。

「きょう採決して緊急上程みたいなものになった場合には、とてもじゃないけど、私どもは先へ進めなくなる」(日本維新の会 国会議員団・藤井孝男 総務会長)

「何も明日、明後日採決する必要ないと思いますけどね。こんな状況で法案成立するって、ちょっとやりすぎだと思いますよ」(日本維新の会・橋下 徹 共同代表)

こうした状況に民主党は・・・

「賛同している会派(維新・みんな)が納得していないような委員会の進め方、審議の在り方は全くもって民意を無視したやり方であり」(民主党・松原 仁 国対委員長)

一方、国会の外では市民団体などが集まり、抗議の声を上げました。

4日に安倍総理と対決した海江田代表は、お年寄りの銀座、巣鴨の街頭に立ちました。

「時間をかけて議論する、民主主義とはそういうものです。時間をかけて議論することがなくなったら、それは民主主義の危機です」(民主党・海江田万里 代表)

反発を強める野党、午後1時から始まった特別委員会は冒頭から与野党が衝突しました。

5日中の採決を強行しようとする自民党の中川委員長の議事運営に対して、野党側が強く抗議。

「質問席に誰もいないのに『質問してください』、いったい何ですか。理事会協議事項、今も『後刻理事会で報告します』と言っていた。採決するわけないですよね。お答えください」(民主党・白 眞勲 参院議員)

「質問を続けてください。白眞勲君」(自民党・中川雅治 特別委委員長)

「あなたなんで答えないんですか、答えてくださいよ」(民主党・白 眞勲 参院議員)

そして午後4時7分。与党側は質疑を打ち切り、採決に踏み切りました。

「参院の審議は最初から最後まで委員会の審議が全て強行採決でセットされました。こんなこと今までの国会ではあり得ません」(民主党・福山哲郎 参院議員)

「強行採決なんて暴挙です。憲政史上の汚点で、こんなことをやったら民主主義が壊れます」(社民党・福島みずほ 前党首)

「一方的に質問の途中だったんで、誰が見ても一方的だというふうに思いますけれども、国会の日程も明日しかなくなってしまいまして、やむを得ない判断だと思っております」(自民党・中谷 元 副幹事長)

「国家そのもののこの安全をしっかりと、これから発展させるうえで、極めて大事な法案であると思っております」(菅 義偉 官房長官)





秘密保護法案、怒号の中“採決目前”

2013年11月04日17:25
 
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国会会期末まであと2日。特定秘密保護法案の審議が山場を迎えています。与党の強硬姿勢があらわになり、各方面の反発の声が強まっています。

4日、さいたま市で開かれた特定秘密保護法案をめぐる地方公聴会。法案に反対する人たちが公聴会の中止を求めて路上に寝転ぶなど、会場周辺は異常事態となりました。

6日の会期末を前に、与野党の対立は深刻な状態になっています。3日、特定秘密保護法案を審議する特別委員会の中川委員長は、野党側が反対する中、4日の総理出席の委員会開催を決定。さらに、重要法案の採決の前に行われることが慣例になっている地方公聴会をさいたま市で開くことを与党側の賛成多数で決めました。

そして、4日、野党側は特別委員会の冒頭、委員長席を取り囲み、地方公聴会をセットし直すよう要求。紛糾の中、審議が始まりました。

「内閣官房にインテリジェンスコミュニティーの事務次官級を中核とする『保全監視委員会』を本法案の施行までに設置をいたします」(安倍晋三総理大臣)

安倍総理は、秘密指定の統一基準を定めるため、「情報保全諮問会議」を設置するとともに、秘密指定の妥当性をチェックする「情報保全監視委員会」を法律の施行までに政府内に設ける方針などを初めて明言し、理解を求めました。

参照元 : TBSニュース




党首討論、海江田代表「官僚の情報隠しの法律」

2013年12月04日17:25
 
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午後、国会周辺に法案に反対する人たちが集まる中、この国会で初めてとなる党首討論が行われました。民主党の海江田代表は、特定秘密保護法案だけにテーマを絞って安倍総理を追及しました。

「6日までに何が何でもこの法案を仕上げてしまおうというところに無理がある。会期末までに何とか仕上げたい、そういう思いがありありだ」(民主党 海江田万里代表)

「議論を丁寧に進めながら、どこかの段階で終局に至るわけで、判断しなければいけない」(安倍晋三総理大臣)

海江田氏が法案を慎重に審議するよう重ねて求めたのに対し、安倍総理は「NSC(国家安全保障会議)を作った以上、その法律がなければ機能しない」と反論しました。

さらに、海江田氏は、秘密指定の統一基準を定めるための有識者による「情報保全諮問会議」について次のように指摘しました。

「総理がいつもいろいろな諮問会議のメンバーを選ぶときに、お友達を選んで総理の言いなりになるような方々を配置するのでは、諮問会議はチェック機関とは到底言えないわけです」(民主党 海江田万里代表)

安倍総理は、諮問会議のメンバーの人選のあり方については直接答えませんでした。

「官僚による官僚のための官僚の情報隠しの法案だ。ゆめゆめ強行採決、この会期の中で終えてしまおうなどと考えないでいただきたい」(民主党 海江田万里代表)

法案の修正協議には合意したみんなの党の渡辺代表も、多くの国民が不安を持っていると慎重な審議を求めました。

「ここは丁寧な国会運営をやっていただきたい。会期延長すべきですよ、いかがですか」(みんなの党 渡辺喜美代表)

「まだ今日、明日、あさってと会期はあるので、しっかりと議論を深めていただく機会は十分にある」(安倍晋三総理大臣)







与党、参院委で採決強行 秘密法、今夜成立へ調整 野党「横暴」と批判

2013.12.5 17:52

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機密漏えいに厳罰を科す特定秘密保護法案は5日午後の参院国家安全保障特別委員会で、自民、公明両党の賛成多数により可決された。自民党が採決を求める緊急動議を提出し、与党が採決を強行した。与党は参院本会議に緊急上程する方針で、5日中の成立を目指す。民主党など野党は「横暴だ」と訴え、森雅子内閣府特命担当相らの問責決議案を提出して対抗する構えで、本会議採決が6日未明にずれ込む可能性もある。

官僚機構による「情報隠し」や国民の「知る権利」侵害が懸念される法案をめぐる与野党攻防は緊迫度を増した。安倍政権は6日の国会会期末までの成立を確実にするため、強行策に突き進んだ格好だ。

自民党幹部は5日中の本会議採決について「既定路線だ。今日採決しても明日採決しても『強行』という人はいる」と述べた。秘密指定を監視する新たな第三者機関をめぐり与党と日本維新の会、みんなの党の実務者が協議していることに関し「合意できない」と指摘した。


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