日韓・韓日議連総会に100人 首相参加も…微妙な温度差

2013.11.30 00:06

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超党派の日韓議員連盟(会長・額賀福志郎元財務相)は29日、国会内で韓国の韓日議員連盟(会長・セヌリ党の黄(ファン)祐呂(ウヨ)代表)との合同総会を開いた。総会開催は2年ぶりで、冷え込んだ日韓関係の改善を誓い合ったが、両国間で微妙な温度差も目立ち、日韓首脳会談再開に向けた雰囲気づくりは難航している。

「今日は自民党から共産党まで全ての党がそろい、私の挨拶にひと言のヤジが飛ぶこともない」

安倍晋三首相は合同総会の開会式で笑いを誘いながら、両国関係を大切にする日本側の姿勢を強調。

「隣国ゆえにさまざまな困難は生じるが、北東アジアの情勢に鑑(かんが)みると日韓両国が多くの共通利益を有していることは明らかだ」とも語った。

合同総会は毎年1回開かれているが、昨年は李(イ)明博(ミョンバク)前大統領の竹島(島根県隠岐の島町)訪問で関係が悪化したため中止。今年は平成27年に日韓国交正常化50周年を控えていることもあり、早期の首脳会談再開に向けた糸口を探るため、主に日本側が働きかけた。

開会式には、日本側が64人、韓国側は約40人の議員が出席。ただ、韓国で戦時中、日本企業に徴用された個人請求権訴訟や歴史認識など、懸案をめぐるさやあてが演じられる場面も。

伊吹文明衆院議長は、日本の戦後補償で韓国が経済発展したことを指摘し「双方の国民が国際法の秩序を守り、互いに相手を受け入れる姿勢を持たなければならない」と強調。逆に黄氏は「過去の反省の上に立った未来志向の関係をいかに構築するか、両国の議員に深く悩んでいただきたい」と述べ、歴史問題にこだわる姿勢もみせた。

最近は韓国メディアでもかたくなに首脳会談を拒否する朴(パク)槿恵(クネ)大統領への批判が目立っている。ただ朴氏は慰安婦問題などで対日批判をやめず「首脳会談できる雰囲気ではない」(外務省幹部)というのが実情だ。

総会では、国交正常化50周年を盛り上げるための「未来志向の行事」(額賀氏)などが提案されたが、厳冬期を克服する処方箋は容易に見つかっていない。水内茂幸)

参照元:産経ニュース




日韓議員連盟合同総会開会式 安倍首相「重要な隣国同士」

2013/11/29 20:26

日本の日韓議員連盟と、韓国の韓日議員連盟の合同総会の開会式が、29日、東京都内で開かれ、安倍首相が「日韓両国は、最も重要な隣国同士だ」と強調した。

安倍首相は「日韓両国は言うまでもなく、最も重要な隣国同士です。今日の日韓関係は、一朝一夕で実現したものでなく、長年にわたる関係者の努力により築かれてきたものであることを、忘れてはならないと思います」と述べた。

さらに、安倍首相は「私自身、対話のドアを常にオープンにし、あらゆるレベルで対話を通じて、協力を深めていくよう努力する」と述べ、日韓首脳会談の早期実現に意欲を示した。

合同総会は、2012年は、韓国の李明博(イ・ミョンバク)前大統領が、島根県の竹島を訪問したことなどによって開催されず、2年ぶりの開催となった。

30日は、北朝鮮の核問題や、日韓交流の活性化などを議論する文科会を行い、共同声明を採択することにしている。

参照元 : FNNニュース


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