秘密法案 特別委で可決 26日午後、衆院通過へ

2013年11月26日13:25
 
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機密を漏らした公務員らへの罰則を強化する特定秘密保護法案が、衆議院の特別委員会で採決され、自民、公明の与党とみんなの党の賛成多数で可決されました。

特定秘密保護法案の採決は、審議の継続を求める野党側が反対するなかで行われ、自民、公明の与党と、法案の修正協議で合意したみんなの党の賛成多数で可決されました。日本維新の会は、法案の修正協議では与党側と合意していましたが、26日採決することには反対し、退席しました。

「我々としてはやるべきことは、しっかりやったという認識」(自民党 中谷元 特別委筆頭理事)

「非常に残念だと思います。今後の国会運営についても、影響を及ぼすと思います」(民主党 大島敦 特別委筆頭理事)

「数の横暴。十分だという身勝手な独断の手法というのは、私は決して国民の皆さま方が絶対許すべきものではない」(日本維新の会 国会議員団 藤井孝男 総務会長)

与党側は26日、法案を衆議院本会議に緊急上程して可決し、参議院に送る方針です。





特定秘密保護法案、衆院特別委で与党とみんなの党の賛成で可決

2013/11/26 11:54
 
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国会は、衆議院の特別委員会で、与党が特定秘密保護法案の採決に踏み切り、与党とみんなの党の賛成で可決した。修正合意した日本維新の会は、退席した。委員会では、安倍首相が、維新の会の求める第3者機関の設置について前向きな答弁をしたが、修正合意をしながら、党内に慎重派を抱える維新の会は「審議時間が足りない」ことを理由に、採決を欠席した。

日本維新の会の山田 宏議員が「第3者的な独立した機関が、チェックをする仕組みでないといけないんです。設置すべきだと考えていると?」と問うと、安倍首相は「わたしは、設置すべきだというふうに考えております」と述べた。

このあと与党は、十分な審議が行われたとして、採決に踏み切った。委員会室では、野党の怒号が鳴る中、採決では、民主党や共産党などが反対した。与党とみんなの党が賛成し、法案は可決された。

日本維新の会は修正合意しながら、採決を欠席するという異例の対応をとった。与党は、午後の衆議院本会議に法案を緊急上程し、26日中に衆議院を通過させたい考え。

政府・与党としては、この修正合意は十分で、4党の中では不満がありながらも、修正合意に至ったという考え。
国会を延長すれば、再び与党としては修正要求が出てくることになり、法案の今の国会での成立が不透明になりかねないという懸念がある。

それに、12月の予算編成、首相の外交日程にも影響を与えないためにも、与党は国会を延長したくない考えで、なんとしても、26日の衆議院の通過を目指している考え。




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