小泉元首相が講演 「原発安全神話信じない」

2013年10月16日17:37
 
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現在の自民党の方針に反する原発ゼロ発言が物議を醸している小泉元総理ですが、16日、久々にカメラの前で講演しました。「安全神話はもう信じない」。小泉節を連発しながら、脱原発を重ねて主張しました。

15日夜、東京・赤坂。

Q.脱原発発言の真意は?
「真意は変わらないよ」(小泉純一郎元首相)

記者の質問にこう答え、車に乗り込んだ小泉元総理。そして16日、久々にカメラの前での講演を行い「原発ゼロ」への思いを熱く語りました。

「原発ゼロなんて無理だなあと、無責任だという声が強いですね。しかし、私なりに勉強した結果そうではないと」(小泉純一郎元首相)

小泉氏は今年8月、フィンランドにある「オンカロ」と呼ばれる放射性廃棄物の最終処分場を視察。地下400メートルの地点に、放射性廃棄物を10万年保存するというこの施設を見て、「原発ゼロ」への思いを強くしたといいます。

「日本がね、400メートル地下掘ったらね、水が漏れ出るどころじゃないです。温泉出てきますよ。原発ゼロにしろという一番の理由。まず一番の理由はね、処分場がないということですよ。そういう安全神話、コストが一番安いということを信じる人はほとんどいないでしょう。私もう信じませんね」(小泉純一郎元首相)

東日本大震災の直後から「原発をゼロにしないといけない」と考えていたという小泉氏は、次のように呼びかけました。

「もし政府・自民が、やっぱり原発ゼロにして政治的な方向を出せばね、国民はね、おおかたの国民は協力してくれるんじゃないか」(小泉純一郎元首相)

そして、講演後・・・。
Q.自民党内から批判的な意見もあるが?
「批判は自由だからね」(小泉純一郎元首相)

小泉氏は原発ゼロを掲げて新党を作る考えは「毛頭ない」と語りましたが、改めて波紋が広がりそうです。

参照元 : TBSニュース




小泉元首相、脱原発の「真意は変わらない」

2013年10月16日01:14

脱原発発言が波紋を呼んでいる小泉純一郎元総理がJNNの取材に応じ、発言の真意について答えました。

(Q.脱原発発言の真意は?)
 「真意は変わらないよ」
(Q.政府に何を訴えたい?)
 「・・・」(小泉純一郎元首相)

最近「脱原発」発言を繰り返している小泉元総理がJNNの取材に対し、脱原発の「真意は変わらない」と答えました。小泉氏は16日に千葉県で講演を行いますが、自民党の石破幹事長が近く本人から事情を聞く可能性を示唆するなど、原発再稼働に積極的な政府与党内からは小泉氏の発言に警戒する声が出ています




国会代表質問、民主代表が追及も 安倍首相“挑発”かわす

2013年10月16日16:51
 
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国会は、15日から総理の所信表明演説に対する代表質問が始まりました。民主党の海江田代表は、原発の汚染水問題を糸口に安倍総理に論戦を挑みましたが、果たして総理の答弁は。

巨大与党を率いる安倍総理を、野党はどう攻めるのか。

民主党の海江田代表は、まず、福島第一原発の汚染水漏れをめぐる総理のあの発言から追及しました。

「オリンピック委員会総会で、『状況はコントロールされている』と発言された。今でも『状況はコントロールされている』とお考えでしょうか。率直な所見を求めます」(民主党 海江田万里代表)

「福島近海での放射性物質の影響は、発電所の港湾内の0.3平方キロメートルにブロックされています。このため、全体として状況はコントロールされていると考えています」(安倍首相)

海江田氏は、安倍政権が成長戦略の柱として、雇用の条件などの規制を緩和しようとする「国家戦略特区」についても批判しました。

「民主党は働く人たちを使い捨てにする企業を大量生産することになる“解雇特区”など断じて認めることはできません」(民主党 海江田万里代表)

「雇用改革はルールの明確化等により、雇用拡大を目指すものです。“解雇特区”などというレッテル貼りは、事実誤認であり不適切であります」(安倍首相)

海江田氏の挑発的な質問も、余裕の答弁でかわす安倍総理。さらに、海江田氏はアベノミクスについて「賃金はほとんど上がっていない」とたたみかけましたが・・・

「連合の集計結果によると、ベースアップを行う企業の割合が5年ぶりに2ケタになりました」(安倍首相)

民主党の支援団体である連合のデータを引き合いに出して反論する安倍総理。巨大与党に野党が対抗する難しさが浮き彫りになりました。

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